第5回スマイル童話賞 講評と受賞者コメント
第5回スマイル童話賞の結果発表を終え、
寄せられた作品、入賞した作品についてお話ししたいと思います。
第5回スマイル童話賞の応募総数は128作品でした。前回は102作品でしたので、20%ほどUPしました。
今回ご応募いただいた作品全体として特筆すべきは、「大人向け」と言える作品が非常に多かったことです。
大人が読んでも十分に読み応えのある、深みのある作品。
テーマの「夢」について、あらためて考えさせられる作品。
もちろん、子供向けの楽しく可愛いらしい作品もたくさんありました。
どの作品も力作で、個性的だったり、味があったり、笑えたり、涙が出そうになったりで、選考は難航しました。
最終的に、過去最高の20作品が入賞となりました。
今回の大賞作品『魚は鳥の夢をみる』の著者、外島加奈子さんより
受賞のコメントをいただきましたのでご紹介いたします。
このたびは素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。
作家になる夢を諦めかけていた私にとって、今回の受賞は大きな励みとなり、自信を取り戻すきっかけとなりました。
この物語は、アインシュタインの言葉にインスピレーションを受けて生まれたものです。
夢というテーマの中に、自分自身と魚の姿を重ねていました。夢を追う人、見つける人に届くことを願っています。
外島加奈子
『魚は鳥の夢を見る』は、子供はもちろん、大人が読んでもぐっと胸に迫る、深みのある作品です。アインシュタインの「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう」という名言から発想されたという物語、是非たくさんの方に読んでいただきたい作品です。
現在、大賞および入賞作品20作品を収録した『スマイル童話集5』の制作を進めております。素敵な一冊に仕上がるよう、制作スタッフ一同、全力で取り組んでおります。
入賞された方も、惜しくも入賞を逃された方も、童話を創作する楽しみを、これからも継続していただけたらと思います。
たくさんのご応募ありがとうございました。
審査員長 スマイルLABO代表 長谷川
これまでのスマイル童話賞入賞作品集は、現在もAmazonにて好評発売中です。
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