祝☆出版『旅立ちのとき』

小説家小川広久さんの新作小説『旅立ちのとき』が好評発売中です。

＜内容紹介＞

田舎町で育った美伽は小学一年の時、大好きな祖母を亡くす。翌年、弟が生まれたが重度の身体障がい児だった。その弟のことが起因となり、美伽は学校でいじめを受けるようになる。弟なんか死んでしまえと思う美伽。すると弟は本当にこの世を去ってしまった。美伽は罪悪感に苛まれたが、時が経つにつれそんな感情も薄れていった。高校を卒業して老人ホームに就職した美伽は、職員たちの裏の顔に憤りを感じていた。そんな中、上京した高校時代の親友から結婚披露宴に招待され東京へ。都会の華やいだ人々を見て、東京に強い憧れを抱く。ついに仕事を辞め上京した美伽は、銀座のクラブで働き始める。そこで一人の男性と出会うのだった――。

＜著者プロフィール＞

小川広久（おがわ ひろひさ）
１９６１年　埼玉県生まれ　フルマラソンを走る小説家
趣味　ボウリング、麻雀
他の著書　『パチプロの向こう側』『白鳥』『新人バス運転手翔平君のスマイル奮闘記』

田舎育ちの一人の女性の半生を、細やかな心理描写で丁寧に綴った小説は、読んでいると、ふと自身の人生を寄り添わせてしまいます。「人生とは何か」を問いかける良作です。

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